皆さんこんにちは!おこげです。
今日は、人偏(にんべん)について書いていきたいと思います。
人偏は人(ひと)に関する漢字が多く、日常で使う漢字としては使用頻度もかなり多いのではないでしょうか。
今回の漢字は「代(しろ)」です。
「代」は形声で、「弋(ヨク)」は杭(くい)の形を描いた象形文字で、「杙(ヨク)」の源字だそうです。「代」は「人+音符( 杙 )」で、同じポストに入るべき者が互い違いに入れかわることを表しています。
読み方:訓「かわる・かえる・よ・しろ」/音「ダイ・タイ」
名づけ:しろ・とし・のり・よ・より
漢字の意味はいくつかあって、かわる。かえる。一定のポストに人や物が入れかわる。また、かわりばんこに入れかわる。世代が入れかわること。転じて、人間の一生の間「世代(せだい)」。単位としては、世代や王朝の代を数えることば等々有るようです。
私の実家は江戸時代から続いている農家で、私の親で十四代目になります。(ただ古いだけで大した事はないです。)実家が農家という事も有り、今までお米に困ったことは一度もありません。小さい事から実家の稲作(田んぼ)を手伝っており、今年も6月2日に田植えをしてきました。田植えといっても、昔の様に複数人が横に並んでヒモを目印に苗を植えて行くのではなく、機械では植えられない様な場所(四隅等)を人間が植える(挿し苗と言います)程度です。田植えの前には「苗代(なわしろ・なえしろ)」(苗箱を使って苗を育てる)、「代搔き(しろかき)」(田植えの前に田んぼに水を張り、耕して平らにならす)という下準備の工程があります。前回、群馬県に行って花見をした「発知のヒガン桜」も別名「苗代桜」と呼ばれていたそうです。カレンダーも無かった頃、昔の人は桜の開花を合図に「苗代」を始めており、まさに自然と共に暮らしていたんですね。
「代」という字を書く上で気をつけているバランスを「1.バランス」に示します。「にんべん(イ)」ですが、縦線は青線で示してる斜め線の真ん中よりやや下側から書き始める様にすると良いと思います。漢字全体としては赤線で書かれた四角を左右に二等分し、それぞれの中央に偏と旁を配置すればバランス良く書くことが出来ると思います。
勢いあまって 「弋(ヨク)」 の斜め線がどこまでも長くなってしまわないように気をつけましょう。
筆運びについて「2.筆運び」に示します。緑線は強めの入りを、赤線は筆の動きを、赤丸はとめを、黄線ははねを表します。全体的に強めの入りをする事でアクセントをつけています。画数も少ないので一画一画しっかりと処理を行い、はねは真上に向かって行うと良いと思います。
ちなみに実家で作っているお米の品種は「次世代の夢」というもので、埼玉県で作られた品種です。早く代替わりをしたいと願う父の夢(思い)がぎっしり詰まっていますね。この稲は強風や異常気象、害虫にも強く育てやすい品種の様です。味は以前作っていた「コシヒカリ」よりも美味しいと私は思います。米本来の風味やうまみが有り、もちもち感やなめらかさがあって美味しいです。また、冷めても変色やニオイが出にくくなっています。市場には出回っていないようなので紹介できなくて残念です。
お米を食べて、今日も仕事に家事に育児に、たまに毛筆の練習をしましょう!
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